私がゲームをする上で、最も重きを置くのはシナリオ構成です。ストーリーや世界観と登場人物のキャラクター、背後関係などがどれだけ練られているか。それがマッチしているかしていないかはあまり気にしません(キャラクターのミスマッチこそ味のあるものもありますので)が、矛盾していたりするとすぐに冷めてしまいます。世界観などを、製作者側がユーザーにどう感じて欲しいのか、事実関係をだれが知っていて誰が知らないのか、などをいかに見せていかな効果を期待しているのかなどを考えるのが好きだからです。伏線が大好きで、始めのうちは「ふうん」で済ませていたことが後になって「こういうことだったのか」となるのにゾクゾクします。また、たとえば「主人公だけがその事実を知らないけれどほかのみんなは知っていて、主人公に隠している」などの、人によってはもどかしさを感じるものも状況次第とはいえかなり大好物です。 次点を挙げるとするならば視覚効果です。絵が綺麗、映像が凄いといったものよりも、製作者側がユーザーの視線をどこに集めたいのか、もしくは分散させたいならどういう手段で画面上に浴びせられる視線を操作しようとしているのかを考えるのが好きです。それに自分が引っかかっているのに気づいたときにニヤリとできるからです。 過去の楽しみ方から見て、自分で想像(妄想)するような、頭の中で二次製作を勝手に作り上げて楽しむといったやり方が私のゲームの楽しみ方です。 |
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