「ストーリーの良いゲームを」とは多くの人が求めてるものと思いますが、どうも実際の作り手側のインタビューなどを読んでみるにストーリーから先に作って上手く全体のゲームが出来上がることは難しいようで、まずゲームシステムを組んでそこからストーリーを繋げる、という順序が基本なようなのです。ゲームにとってのストーリーというのは後付けのもので、包装紙のようなものなのでしょう。
だからゲームにストーリーを求めるというのは実は構造的に倒錯している面があるのだと思いますが、しかし優れたゲームのストーリーはそうしたゲームシステムの構造を逆転して生かしたものが多いのも確かです。様々なジャンルで様々なゲームシステムが存在する中で、そのシステムによって導き出されたストーリーを中心に見ています。
ちょっと点数制度によるゲームレビューの方法、またmk2が提示する評価セクションに関して思うところがありまして、2013年8月5日以降の投稿は各セクションの評価5点か0点のどちらかしかつけないことにしまして、極端な話100点か0点のどちらか。という極端な点数配置にしております。
結局のところ、点数性という明確な客観性をある振りをしながらその実、ロジカルな評価基準がありません。
たとえば各セクション5点が満点なのでおおよそ5つの重要な基準を満たしているかどうか?を判定することが出来、そのいずれかをいくつクリアしたか?で点を決めるように細かくする客観性・論理性の強さを保証するものが明示されていません。
なので結局のところ気分や感情的な評価に集約される形であり、mk2で提示される点数とはプレイした方の主観的な感情の統計にしか過ぎません。(なのでスクエニなどパブリッシャーの態度に対しての怒りがそのまま点数に直結させまともなレビューも糞も無くなっているケースは多分にあります)
だったらmk2のルールである「5点か0点にはしっかりとその理由を書く」ということに乗っ取り、その客観性のふりをした感情の点を中途半端に付けるのに寄りかかるのではなく、ビデオゲームの要素をトータルに評価する文章内容に徹底して集中させるようにしています。
こんなmk2のレビューのスタンスですが、どうあれ興味を持たれたならばもっと深いレビューは当サイト「GAME・SCOPE・SIZE」で行っていますのでこちらもよろしく。 |
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